【レポート】20180617_VocaLocation!! vol.1

こんにちは、たいぼるです。

先日、関西の若手BBOYの佐久間くいっく【Twitterが主催するボカロダンスバトルイベントに参加しました。今回はジャッジとして呼ばれたので、僭越ながら、今回はジャッジとしての目線を記事にします。ダンスバトルの主役といえばバトラーですが、バトルにおけるジャッジの役割について、少しでも伝わればいいなと思います。

VocaLocation!! vol.1

2018/6/17@大阪 ソウルアンドモーション
・ビギナー限定2on2 ボーカロイド曲ダンスバトル(ダンス歴3年以下)
・一般ソロ ボーカロイド曲ダンスバトル
Twitter

今回のイベントの写真・動画については、Twitter公式アカウントにてモーメントでまとめられています。よろしければそちらもご覧ください。

 

①会場の雰囲気について

会場は大阪梅田で一番広い有名なスタジオ。運営陣に伺ったところ、想定していた人数よりもはるかに多い来場者数があったとのことで、いい意味の裏切り方をした大盛況のイベントでした。
前回参加した「ボカニコナイト」と共通する点として、非常に若い世代(特に10代)のダンサーが多いことがあげられます。また、アニソンバトルとは違う参加者が多く、イベント終盤になっても、多くのバトラーがフロアに残り、楽しそうに話している姿が印象的で、とてもピースフルなバトルイベントでした。

 

②ジャッジの仕事について

バトルの勝敗を判断する重大な役割であることは誰の目にも明らかであるが、一番難しいことは、「なぜこちらの勝ち/負け」なのかを言葉で説明することです。
当たり前の話ですが、バトラーは、自分のダンスと相手のダンスをリアルタイムで客観的に見ることはできません。だから、自分では最高のムーブをしたと思っていても負けたような場合、なぜ負けたかを理解することは難しい。自分でもよく経験する話です。

そんな中、ジャッジはそれを説明する責任がある。バトラーが納得するかどうかはわからないが、「なんとなく負け」なんて言葉だけは言ってはいけないと思っています。

だから、1バトルごとに、ダンサーが何を考えて、どんなことをして、それを相手のどこと比べて、優れているか劣っているかを全力で感じ取り、整理し、ジャッジする。ただ単に見るわけではなく、さまざまなものを感じ取らないといけない。全バトルでこの意識を貫くので、本当に疲れる役割なんです。

 

③評価の基準(たいぼるの場合)

今回のバトルでは、わかりやすく言えば、以下のような項目でジャッジさせていただきました。

1. 基礎のダンスの技術
2. 音を外さずに動けているか
3. 踊っていないときのふるまい
4. 何を考えているかが伝わってくるかどうか

対戦相手と力量の差がある場合は、だいたい1.と2.で勝負がついてしまう場合が多いです。というよりも、ダンスバトルが強い人は、3.と4.がしっかりできている人というイメージがあります。なので、今回は3.と4.について少し書きます。

3. 踊っていないときのふるまい

今回みたいに、2on2など複数人でバトルをするときには顕著に表れます。2on2なら基本的に、4人のうちの誰かはダンスしているはずで、残りの3人がどうしているかも見ています。個人的には、MCがスタートとフィニッシュをコールするまでのすべてがバトルだと思っているので、ルーティーンはもちろん、相方への応援・信頼や、相方のミスをカバーする気持ちなど、【2人で戦っている】感の見えるチームは好印象でした。相方がいるからがんばれた、ってめちゃくちゃカッコいいと思います。それが一番見えたのは、優勝したすこやか・くまのチームでした。

4. 何を考えているかが伝わってくるかどうか

バトル中に、何を意識しているかという点です。ビギナーにありがちなのは、スキル的な余裕がないせいで、「ちゃんと踊れるか」にのみ意識を取られてしまうことかと思います。その結果、早取りになる・音を外す・技を失敗するといったことがありますが、これらは経験値を積むことで解消されるので、正直、心配しなくいいと思っています。

それよりは、バトル中に精神的な余裕が生まれたら、それをどこに向けるかが重要です。

・音楽の隙間やグルーブを拾いにいくのか
・相手のアクションに対してリアクションしていくのか
・自分の強みをどうやって表現していくのか
・相手のムーブに対して何で返していくのか

私は「自分はコレを見せたい」という強い意志を感じるムーブに対しては大きく加点しました。ブレイキンに関して言えば、大技に挑戦することはそれ自体に価値があると考えています。失敗したときのリスクが大きく、勝負しないといけないシーンであることがわかりやすいです。もちろん、失敗したらその分のマイナスはありますが。

他のジャンルのダンサーからすれば、B-BOY/B-GIRLは本当にやりにくい相手だと思います。パワー・アクロ・フリーズなど、流れを変える技をたくさん持っているからです。でも、音への対応パターンや柔軟性では、ブレイカーより圧倒的に優れている人が多いと思っています。

今回の決勝戦はKo-key(B-boy)とゆずれもん(Lock)のカードとなりましたが、上記の違いが勝敗を左右したバトルの非常にいい例です。

お互いにダンスの技術はもちろん、相手への意識や自分の強みを出す余裕もちゃんと持っていて、ジャッジそれぞれが悩みに悩みぬきました。Ko-keyの踊りは正直100点のムーブで、「高難易度の技・つなぎを」「クオリティをキープしたまま」「本番で出せる」と3拍子揃っていて非の打ちどころがありませんでした。どれだけの練習をしたかわからない、それでいてノーミス。ぐだりもせずに、「俺はB-BOYだ!」という声が聞こえてくるような熱いムーブでした。これがブレイキンバトルなら、このムーブに勝てる人はほとんどいないと思います。

ゆずれもんはLOCKの技術はもちろんのこと、「圧倒的なグルーブ感を持っていた点」が非常に強かったです。特に、2曲目でのサビ前~サビにかけて、「この曲調とテンポでそんな音取りの仕方があるのか!?」と思わされたことが大きかったです。本当にすごくいい意味で裏切られた気持ちが大きく、一番パンチ力をムーブでした。他のジャッジももちろんそれぞれの意見を持っていたし、その理由を聞くと納得できるものばかりで、本当に判断が難しいバトルだった。最終的には、私はゆずれもんに投票しました。

偉そうに語らせていただきましたが、いろいろな考え方があるのはもちろんです。私のジャッジ基準をある程度クリアしたところで、ダンスバトルに勝てるとは限りません。勝敗を考えるうえでのポイントって、本当にめちゃくちゃいっぱいあって、どれに重きを置くか次第なんです。「あのジャッジはここを重く見てるから、それに沿ったダンスをしよう」「自分の強みはここだから、それが伝わるダンスをしよう」「相手の弱点はここだから、そこで攻めよう」なんでもOKだと思っています。私は、ダンスはかっこよければいいと思っているので、自分が一番かっこよく見える方法を見つけるために、たくさん試行錯誤しましょう!

④編集後記

偉そうに語らせていただきましたが、いろいろな考え方があるのはもちろんです。私のジャッジ基準をある程度クリアしたところで、ダンスバトルに勝てるとは限りません。勝敗を考えるうえでのポイントって、本当にめちゃくちゃいっぱいあって、どれに重きを置くか次第なんです。

「あのジャッジはここを重く見てるから、それに沿ったダンスをしよう」
「自分の強みはここだから、それが伝わるダンスをしよう」
「相手の弱点はここだから、そこで攻めよう」

なんでもOKだと思っています。自分が一番かっこよく見える方法を見つけるために、たくさん試行錯誤しましょう!

 

最後に、自分がジャッジムーブしたときの動画を乗せておきます。

◆イベント詳細(公式サイトより抜粋)
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VocaLocation!! vol.1
2018/6/17@大阪 ソウルアンドモーション
・ビギナー限定2on2 ボーカロイド曲ダンスバトル(ダンス歴3年以下)
・一般ソロ ボーカロイド曲ダンスバトル

今回のイベントの写真・動画については、Twitter公式アカウントにてモーメントでまとめられています。よろしければそちらもご覧ください。【Twitter

【JUDGE】
ロクハ(ANIMIND BROTHERS)
うみお☆おりじなる(ANIMIND BROTHERS)
LOVEIT(Anispect Family)

【MC】
佐久間くいっく(346BRE@KERS)
みやん

【DJ】
しゅうへい(346BRE@KERS)
ウボォー(あにめだか中学3-2)

【STAFF】
はまけん(あにめだか中学3-2)
末期(あにめだか中学3-2)
パエリア

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